Panasonic　ドラム式洗濯機　H35エラーとわ

お疲れ様です。スタッフの【Mi】です。
今回は実際に修理が多い内容での解説をしていきたいと思います。

Panasonicドラム式洗濯機でのH35エラーです。
各メーカさんのドラム式洗濯機ではエラー表示は様々ありますが、まず表示部にエラーが出た場合は取扱い説明書を読み冷静な対処を行いましょう。

H35エラーとわ

Panasonicドラム式洗濯機でのH35エラーとわ分かりやすく言うとベルト外れのエラーとして認識してもいいでしょう。下に覗ける隙間があるのであれば、覗いてみてベルトがないか確認してみるのもいいでしょう。

しかし、H35エラーとわすべてベルト外れ異常という訳ではなく、モータが動かない場合でも出てくるエラーです。

ベルトは何故外れるの？

H35エラーでは、ベルト外れによるものが多い故障となりますが、そもそも何故ベルトははずれるのでしょうか。

Panasonicのドラム式洗濯機では、モータとドラムがベルトで繋がっていて、ベルトは張った状態で常に回転しています。
常に張っている状態のベルトが衣服の偏りや振動などによって、伸縮するため張力が弱くなり、洗濯の振動によって揺れながら外れる現象がおきます。

当然ベルトが外れたドラム式洗濯機は、
ドラムが回転動作を行わず、
モータ音だけが「ヴィーン」という音だけがします。
この２つの症状がでてた場合ほぼベルト外れによる故障です。

ベルトが伸びてしまう原因

ベルトの伸縮によって、ベルト外れを引き起こしてしまうのですが、私たちにできる対策はないのでしょうか。

それを知るためにまずは原因となる理由を解説していきます。

衣服の入れすぎてはいませんか？

ドラム式洗濯機のベルト外れによる故障では、まず普段の衣服の詰めすぎなどが考えられるでしょう。

取り扱い説明書では、バスタオル何枚、T‐シャツ何枚、ジーンズ何枚と記載はしてありますが具体的な量などは分かりません。

ドラム式洗濯機では元々不規則な構造な為、衣服ひとつで偏りや振動に影響でるものです。洗濯を行う際は、軽い洗濯物⇔重い洗濯物（水が含むと）をバランスよく入れるようにしましょう。

（例）軽い洗濯物７割⇔重い洗濯物３割

洗濯ネットには注意

洗濯を行う際に、洗濯ネットに入れることによって、衣服が絡まらないように、マスクなど隙間に入らないようにするなど、「洗い」動作を行う際には、とても便利なグッズです。
「すすぎ」や「脱水」ではドラムを回転させ、張り付かせるようにしながら回転しますが、洗濯ネットにいれることで、服が広がらないため、水を含んだ塊のまま回転するため偏りが起きやすくなってしまいます。

設置が偏ったまま使用している

H３５エラーの原因の中には、機械故障以外にも存在します。

ドラム式洗濯機だけでなく、洗濯機が偏ったまま使用すると回転するバランスがおかしくより偏りを起こしやすくなってしまいます。
一度確認ししてみましょう。

使用頻度が異常に多い

どの家電製品にも消耗品が存在し、使用回数が多いほど寿命を縮めてしまうものです。

ドラム式洗濯機に使用されているベルトも消耗品のひとつです。回数を使えば使うほど消耗し張力がよわくなってしまいます。

３６５日一回使用で３年を交換に目安と言われています。

排水の状態にも関係がある

排水の状態が悪いと回転を行う際に余計な負荷が生じてしまいます。排水の状態が悪いと水が含んだまま回転を行うため、ベルトが必要以上に伸びてしまい張力が弱まってしまいます。

ドラム式洗濯機では排水が詰まりやすいことでも、よく知られていますので定期的に糸くずフィルターと排水溝を掃除するようにしましょう。

ベルトの伸びを防ぐにわ

洗濯物の量を減らすのではなくバランスよく入れる

ドラム式洗濯機ではドラム真ん中を中心に回転しますが、重力に逆らったような回転を行うため、洗濯物の量や質で振動の揺れ具合の大きさが変わってきます。

回転するときに、どういうバランスで服を入れたほうがいいのでしょう。T-シャツや薄い服を８割ほどいれて重い服を２割とバランスを考えていれましょう。

洗濯ネットは軽いものを入れる

洗濯ネットに入れるものを工夫してみましょう。

マスクなどを５枚ほど入れても、重くはなりません。
しかし、お子様の制服や冬用の毛布などは水が含むとかなりの重量になります。大事なポイントはバランスよくです。

回転するときは左右に1つずつ重いものがあればバランスよく回転するので、水が含むと重くなる洗濯物は偶数で入れるようにすると良いでしょう。

定期的な排水溝、糸くずフィルターの清掃

脱水やすすぎの動作などは、水を飛ばすために回転しますが、排水の状態が悪いと水が含んだまま回り続けるため、さまざなな部品に悪影響を及ぼします。

ドラムの振動を抑えるためのダンパー部品、ドラム背面にある軸部分などドラム式洗濯機の中枢を担う部品の寿命をも縮めてしまいます。
定期的に掃除するようにしましょう。