冷蔵庫 冷えない・冷蔵室が冷えない 原因と対処法

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冷蔵庫が冷えない!故障かな?と思ったらまず試してみること!

お疲れ様です。スタッフ【Mi】です。
冷蔵庫は4大家電の1つ、私たちの健康で快適な日常生活に欠かせない家電ですが、いきなり冷えない!なんてことになると、いちばん困る家電ではないでしょうか。

今回は冷蔵庫の冷えなくなる原因や、簡単な対処方法を詳しく解説していきます。

冷蔵庫が冷えなくなる原因は6つ!

日常生活の必需品である冷蔵庫。そんな冷蔵庫が冷えない時の原因をまず簡単に解説していきましょう。
そもそもの「冷蔵庫はどのような仕組みで冷えるのか?」ということも簡単に理解した上で冷蔵庫が冷えなくなる原因6つを解説していきます。

冷蔵庫はどのように冷えるのか?

まずは冷蔵庫はどんな仕組みで食品を冷やすのか、解説しましょう。
冷蔵庫は「冷媒」という物質が液体と気体に変化しながら冷蔵庫内外を循環することによって冷やされています。具体的な循環の順序は以下の通りです。

  1. 気体の状態の冷媒が「コンプレッサー(圧縮機)」によって高温の液体へと変化する。
  2. 「コンデンサー(放熱器)」によって放熱され温度が下がり常温の液体へと変化する。
  3. チューブ内を通るうちに気体へと変化し冷蔵庫の中へ入る。
  4. 冷蔵庫の中に入った気体状態の冷媒は冷蔵庫内の熱を吸収する代わりに冷気を放出する。
  5. 冷蔵庫内の熱を吸収した冷媒は再度コンプレッサーによって高温の液体へと変化する。

原因1:電源が入ってない・設定に問題がある

冷蔵庫のコンセントが正しく入っていなかったり、温度設定が適切でなかった為に冷蔵庫が冷えないことが起こることもあります。
付いていると思っていた電源が実は付いていなかったり、気温・室温が高いにも関わらず節電設定をしていた為に冷蔵庫が十分に冷えていなかった、という可能性もあるため注意が必要です。
まず対処しやすい簡単な個所ですので設定を確認しましょう。

原因2:冷蔵庫内で冷気が上手く循環していない

冷気が上手く循環していないことが原因として挙げられます。
正常な状態下では、冷気は冷蔵庫内をまんべんなく循環し冷却します。しかし、冷気の吹き出し口に霜や障害物があったり、冷蔵庫の中があまりに窮屈で冷気があまり循環できない、というような状態下では冷気の循環にムラが生まれ、全体が冷えにくくなることがあります。

原因3:冷蔵庫内の温度が上昇している

冷蔵庫がなかなか冷えない時は、冷蔵庫内の温度が繰り返し上昇していることも原因として考えられます。
冷蔵庫の中に温かい空気が入り込んだり冷蔵庫自体が温められると、冷蔵庫の中の気温もそれによって上昇し、冷蔵庫内が冷えにくいという状態になることがあります。冷蔵庫のドアの隙間に袋が挟まっていたり、開け閉めする回数が多いと冷えにくくなってしまします。
冷蔵庫の中は一旦温度が上がってしまうと冷えるのに半日程度かかることもあります。

 

原因4:放熱が出来ていない

冷蔵庫はコンデンサーによってできた熱を背面から放出します。
しかし、放熱を妨げるような物が冷蔵庫の周辺にあり上手く放熱を行えないことや、コンデンサー自体に異常があり正常に作動しない場合は冷蔵庫が冷えにくくなります。

原因5:冷却装置が故障している

コンプレッサーやファンなどの、冷却に必要不可欠な装置そのものに異常があったり故障している、ということも原因の1つです。
冷却装置自体に問題がある場合は自分で対処することは困難です。基本的にメーカーや業者に確認&修理をしてもらう必要があることが多いです。

原因6:冷蔵庫の寿命が来ている

冷蔵庫を長く使い続けている場合は寿命がきたことも原因として考えられます。装置や部品が古くなったり摩耗したりすることで冷却に支障をきたしており、今まで通り冷蔵庫を冷やすことが出来なくなってしまっています。

冷蔵庫が冷えない!まず確認する8項目とその対処法

冷蔵庫が冷えない!という時に考えられる原因については分かりましたが、どのように対応すれば解決できるのでしょうか?
冷蔵庫が冷えないとと考えられる8つのチェック項目とその対処法を挙げてみましたので、一つずつ確認してみましょう

対処法1:コンセントが正しく入っているか?

意外な盲点ですが、コンセントも見てみましょう。冷えないと思っていたらそもそも電源がついていなかった、ということもあり得ます。
プラグが外れかけている場合もありますので確認が必要です。

対処法2:庫内の温度設定が適切か?

温度設定ボタンを確認しましょう。知らないうちに操作ボタンを押していて、設定が変わっている場合もあります。
また節電設定をしている時や冷却の強さを「弱め」にしていると、真夏などの外気の温度が高くなるような時期では十分に冷えないこともあります。
毎日、とは言いませんが季節ごとで温度の設定を変えたり、真夏の間は注意を払うなどの対処が必要です。

対処法3:詰めすぎていないかを確認

冷蔵庫に食品をすき間なくぎっしり詰め込んでいませんか?
食品を詰め込みすぎてしまうと庫内の冷気の流れが悪くなり、食品の冷却効果が低くなります。賞味期限切れなどの不要な食品を処分したり、庫内に置く食品の配置に工夫して冷気がまんべんなく行き渡るようにスペースに余裕を持たせましょう
目安としては冷蔵庫の容量の7割程度に食品を入れるのが理想です。
注意点としては冷気の吹き出し口の近くに食品を置かないようにしましょう。

対処法4:霜が冷蔵庫内についていないかを確認

ご家庭の冷蔵庫は、買って何年経っていますか?比較的新しい年式の冷蔵庫には、自動霜取り機能が搭載されていますが、古いタイプの場合、冷気の吹き出し口に霜がついて、ふさいでいる可能性もあります
霜の発生は外の温かい空気が冷蔵庫の中に入ってしまうことが原因だとされています。その霜が上述の冷気の吹き出し口をはじめとして、庫内に付いてしまうことで冷気の循環の妨げとなります。
ドアがちゃんと閉まるかの確認や、頻繁に開け閉めして外の温かい空気を取り込まないように気をつけましょう。
霜が付いてしまった場合、少なければヘラなどを使って取ることも出来ますが、大量に付いてしまうと修理が必要になるので注意です。

対処法4:ゴムパッキンが変形していないか?

冷蔵庫の扉にあるゴムパッキンが劣化などの原因で変形していると、庫内を密閉することができず、外から余分な空気が入り、冷蔵庫の中の温度が上昇したり、霜がつく原因になります。

変形している場合、タオルを40度くらいのお湯につけて絞り、変形部分をあたためるとパッキンの歪みが元に戻ることもあります。また、自分で新しいパッキンを取り寄せて修理することも可能ですしメーカーや業者に修理をお願いすることも可能です。

 対処法5:異音が聞こえてないかを確認する

冷蔵庫から「ブーン」という異音がしている場合は冷蔵庫のファンやコンプレッサーの故障の可能性があります。

まずはじっと耳をすまし、音がどこから聞こえるか確認してください。扉をゆっくり開けて、音がしなくなった場合はファンの故障。常時音が鳴っている場合はコンプレッサーの異常の可能性が考えられます。電気屋さんかメーカーに問い合わせましょう。

修理できない場合の3つの処分方法

冷蔵庫が冷えない原因がわかって、修理ができれば助かりますが、修理ができないケースもあります。とくに、標準的な耐用年数である10〜12年以上を超えて使用されている場合は、部品の交換が難しい場合も。買い替えを検討する場合は、処分の方法も確認しましょう。

  1. 自治体で処分する
  2. 家電店で処分する
  3. 不用品回収業者に処分を依頼

 

①自治体で処分する

家電リサイクル法で定められているルートで冷蔵庫を処分する場合は、指定された業者にリサイクル料金を支払い、家電を引き取ってもらわなくてはなりません。

170リットル以下 約3600円〜5000円
171リットル以上 約4600円〜5500円

以上が目安の価格になります。指定取引所まで自分で運べる場合はこれだけですみますが、家から運び出す場合に労力がかかります。

自治体によっては、リサイクル料金を郵便局などで支払った後に、所定の粗大ごみ取集料金を支払えば、市の収集業者が家の外まで引き取りに来てくれるという行政サービスを行っています。ただし、自治体によって、引き取ってもらえる条件が異なるため、事前に問い合わせる必要があります。

②家電店で処分する

廃棄する冷蔵庫を、購入したお店で回収してもらうこともできます。また、買い換える場合は、新しく購入するお店で引き取ってもらうこともできます。一番楽で手軽な方法ですが、リサイクル料金を支払った上で、運搬費用を別途請求されることがほとんどです。

運搬費用の相場 約2000〜4000円

③不用品回収業者に処分を依頼

上記のほか、不用品を回収している民間の業者に引き取ってもらうこともできます。

場合によっては自治体や家電店で処分をお願いするよりも少し割高になってしまう可能性もありますが、処分のほとんどを業者に任せることができるため一番手間が掛かりません。「重い冷蔵庫を自分たちで運ぶなんて大変…」という方に最適な方法です。

また、いつでも柔軟に対応をしてくれるため、早く処分してほしい方にもぴったりです。

まとめ

冷蔵庫が冷えなくなった場合の原因や対応などを簡単ですが解説してみました。

故障する原因は全てが機械的な部品が原因というわけではなく、使用している我々人間の場合もあります。決して安いものでもないですし、簡単に買い替えれるものでもありませんので、適切な使いかたで長く使っていきたいものですね。

弊社では大型家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)の修理など、国内大手家電メーカーの修理業務を行っており、水槽クリーニング・エアコンクリーニングも受け付けております。

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