【ドラム式洗濯機】ドラム式洗濯機 パッキン破損 原因と対処法
ドラム式洗濯機 パッキン破損 原因と対処法
各ご家庭に一台必ずあると言っても過言ではない洗濯機には、三種類の洗濯機が存在し、縦型洗濯機・ドラム式洗濯機・二層式洗濯機の3種類ある中で、日本のドラム式洗濯機を使用している割合は、役四割とも言われています。
ドラム式洗濯機の扉付近の構造は、扉とゴムがピタリと密着する事によって全面からの水漏れが起きない仕組みになっている為、パッキンが一部でも破損すると水漏れがおきて大変な事になります。
今回はドラム式洗濯機でパッキンは外れたり破れたりしたのか原因を探っていくとともに、一時的な対処法を解説していきます。
ドラム式洗濯機のパッキンとわ?
ドラム式洗濯機のパッキンとは、前面の扉を開閉した時に見える入り口のゴムの事をパッキンと言います。このパッキンの役割としては蓋が閉じたときの水漏れを防ぐため、さらに扉の入り口から水槽との隙間を囲う形で役割を果たしてます。
つまり逆に言えばパッキンが破損や外れたりすると水漏れを起こす可能性が高いという事になりますが。まずはこのパッキン外れ・破損について解説していこうと思います。^^
- パッキン外れ・破損の原因・
- パッキン外れ・破損時の対処法・注意点
- パッキン交換時の修理費用
ドラム式洗濯機 パッキン外れ・破損の原因
パッキンの破損や外れたりした場合の対処法ももちろん大切ですが、まずは何故そうなったのかを可能性から話していきましょう。
洗濯中の偏り振動がひどく外れてしまう
ドラム式洗濯機でのパッキンの役割といえば水漏れを防ぐことだけではありません。縦型洗濯機では開閉する蓋の部分から水槽部分までは何もカバーなどはついていませんよね。これは何故かというと単純に水が上から下に落ちるだけなので、横から水が飛び散ったりする事はありません。しかしドラム洗濯機は構造上横向きで水をためて下から上へ回転し洗う事が特徴ですので水が溜まった際に蓋部分から水槽までの隙間をカバーしないといけません。
ドラム式洗濯機では、蓋の根本部分と水槽側の2か所を橋のように固定してありますが、水槽側のドラムにひどい偏りがおきると、パッキンはねじれるような動きになり、固定されている蓋部分のパッキンが引っ張られ外れます。
パッキンを固定しているワイヤーの緩み
先ほどドラム式洗濯機のパッキンがどのように固定されているかを簡単に解説しましたが、蓋側と水槽側で橋のように二カ所で固定しています。では逆に洗濯機の偏りがひどくても外れないのは何故か。パッキンを固定しているのは二カ所ともワイヤーでパッキンをきつく固定している為外れていませんが、固定しているワイヤーはパッキンを抑えている為、洗濯すればするほど徐々にワイヤーが緩くなっていき、パッキンが外れる事もあります。
衣服を巻き込んだ為の外れ・パッキン破損
普段私は家電の修理を主にやっている中で、パッキン外れや破損は次のケース一番多いです。まず洗濯をする際は衣服をいれてから洗濯をすると思います。縦型洗濯機では衣服をいれる際上から下に重力によってしたまで落ちる為、下部に綺麗に溜まってくれます。しかしドラム洗濯機の場合、横から奥に入れる為、投げて奥まで放り込む人もいれば手で押し込む人がほとんどでしょう。しかしここで問題がでてきます。衣服を入れ扉を閉めた際に扉部分とパッキン部分に衣服が挟った状態で洗濯動作を開始してしまうと、ドラムが回転しようとする力のほうが挟まっている衣服部分より力より強いため、衣服が扉とパッキン部分に挟まった為、ドラムの回転する力によってパッキンごと外れたり、挟まっていた部分だけパッキンが欠けて破損する事がおきます。
扉部分ではなくパッキンの中の部分が破けていたとすれば、そこに衣服などが干渉する事はほぼないでしょう。パッキンもあくまでゴムですので長年の劣化や、まれにヘアピンなどがつきささっていた為、破損というより破れていたという事があります。
【パッキン外れ・破損時】の対処法・注意点
さて原因のほうはこんなとこでしょうか。ここからは対処法などをおしえます。ここで注意していただきたいのはあくまで※一時的な対処法・完全な水漏れ防止対策ではなく被害を少なくし使用(一部破損の場合)する方法なので気を付けてください。
まず基本的には、お客様自身での分解はおススメはしません。そしてパッキンが外れた場合はその時点で近くの電気屋さんか、量販店の修理サービスに頼むのが最善でしょう。
- 衣服を極力少なくし、水位をなるべく高くせず使用
- 扉部分の一部破損の場合は逆にそこの部分に小さな布を挟み隙間を埋め使用
騙し騙し使うのであればこの2つくらいでしょうか。ドラム洗濯機の構造ではドラムの下部よりパッキンの下部のほうが位置は高くなってます。これは水を排水する際に扉部には水が残らず綺麗に排水する為、ドラムの奥の下部が一番低い位置になっているからです。ドラム式洗濯機の水位は縦型とは違い細かくはなっておらず、水量は少なくか多くかの二択です。つまり衣服を極力少なくし水位を低くする事でドラムから水がはみでず洗濯を行う方法です。
もう一つの方法でいうと、扉部分に一部の破損がありそこから水漏れを起こすのであれば、単純に破損部分にあえて挟み穴を埋めてあげれば水漏れは防ぐことはできずとも少なくする事は可能でしょう。扉を閉める際にハンカチや小さ目な布を挟みます。ここでの注意点は挟んだものが扉の外部に出ない事。ドラムまで干渉してない事が条件です。
※この2つはあくまで、修理業者をお待ちになってもらう為の、一日一時的な対処である事と、上記で書いてあるように水漏れを防ぐのではなく水漏れ被害を少なくし、うまくいけば漏れないようにする為の対処法となります。
パッキン交換時、再取付による料金
さて原因や対処法も解説したところで、お客様より電話をいただく際のほとんどが気になるのは修理費用といったところでしょうか。^^
各業者様によって料金はバラバラな為、私が提示する料金が必ずしも他の業者様と同じという事はありません。
まずは料金についてですが
- パッキンを交換する必要があるのかどうか
- パッキンを再取付のみで修理するのか
によって部品代があるかないかで少し変わってきますが、部品代を含めれば大体の相場でいうと15000円~20000円ほどの修理になるでしょう。
まとめ
今回はドラム式洗濯機のゴムパッキン外れ・破損の原因について解説をしてみました。水漏れはほんとに困ります。特に夜予約をして洗濯されているご家庭では朝起きると大変です。ゴムパッキンの破損は放置せずすぐに業者を呼びましょう。
弊社では大型家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)の修理など、国内大手家電メーカーの修理業務を行っており、水槽クリーニング・エアコンクリーニングも受け付けております。
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